シンプルで心地いいオールドハワイの家
白い壁、トタンの屋根、広々としたラナイ。一歩中に入れば、コアウッドの床に40年代のヴィンテージコアファニチャーが並び、大きな窓からは爽やかな風が吹き抜ける…。まるで古き良きハワイのプランテーションハウスのような自宅を、鎌倉の小高い丘の上に建ててしまったのは、イトウさん。ハワイの雑貨や家具を輸入販売する『ピック・ザ・ハワイ』のオーナーだ。会社のコンセプトでもある「本物のハワイを届けること」は、家造りにも通じており、驚くほど細かな部分までハワイのスタイルが取り込まれている。
例えば、ラナイの手すりの高さは「プランテーションビレッジにメジャーを持っていき、そこで測って決めた、こだわりの91?!」。廊下の幅、ドアの高さなど、ハワイで実際の寸法を測って取り入れたから、家の至るところが”ハワイ規格に”になっている。電気スイッチやコンセントも皆ハワイと同じスタイルで、電球やドアノブなどの小物類はすべて『ザ・ホーム・デポ』で購入したという現地仕様。「誰も気づかないかもしれないけど…」と見せてもらった玄関の扉は、ハワイと同じ内開き。壁に塗った白ペンキもアメリカのものにこだわったという。
イトウさんが目指すのは、”ローカルが住む、シンプルで心地いい家”。
「”ああハワイに来た”って思える家を目指しました。ハワイの家と言うと、リゾートライクなイメージが日本では強いけど、実際のローカルの暮らしはシンプルでナチュラル。中でもプランテーションハウスは、ロコが最もノスタルジーを感じる家だ
と思うんです」 家のスタイルに合わせ、家具やランプ、絵などの調度品はすべてハワイの'40〜'50年代の物でそろえることで統一感を出し、シンプルなオールドハワイを具現化。
「飾りすぎず、引き算で考えることがインテリアのポイントです」とイトウさんは言う。
ハワイの家を作るには、隣を気にしなくていい開放感のある立地が必須。そのため、土地探しには5年もの歳月をかけた。3方向に何もない風通しのいいロケーションと、ガレージが作れる空間があったことを決め手に、築35年の家を購入して、リフォームを開始。家のイメージは、
かつてのプランテーションハウスが多く残るカイムキを中心に、ハワイの家の写真をたくさん撮って回って参考にしたという。家造りにはでき
る限り自分たちの手で取り組み、室内のペンキは、家族総出で2週間かけて塗り上げたのだとか。「現在、薪ストーブも建設中で、今度は家の北側にもラナイを作りたい」…とイトウさんの”家熱”はまだまだ冷めそうもない。そんなところも、DIYが主流のハワイスタイルなのだ。
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